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手鍛造とは⁈
時々尋ねられます。
「普通のハンドメイドフルートと手鍛造のハンドメイドフルートの違いはなんですか?」
と・・・。
違いは、各種キーとカップのウデの造り方にあります。
一般的なハンドメイドフルートは、各種キー、カップのウデはロストワックス(鋳物)で造られています。
手鍛造は、各種キー、カップのウデを銀の丸棒や板を熱して叩き伸ばして成形していきます。
ある程度の形になったらヤスリで仕上げます。
手鍛造のキーやカップのウデの製造工程をかいつまんでご説明します。
銀の板を熱する
熱して少し冷めたところを叩き延ばす
ある程度以上温度が下がると延びなくなりひび割れが始まるので、その直前でもう一度熱する→叩き延ばす
という作業を繰り返す。
そうして出来ていく工程
出来上がったキーやカップのウデは、ロストワックス(鋳物)より重量は重く、硬くなります。
Eメカ改造
ご依頼があればEメカ無しのフルートを、Eメカ付きに改造することができます。
Eメカ無しのフルート
Eメカ付きに改造したフルート
木製頭部管の製作 Vol.1
黒檀製の頭部管の製作過程をご紹介します。
1.旋盤に頭部管になる材料の黒檀製丸棒を銜えさせて、内径16.5mmの穴をあけます。
2.内径19.0mmになるまでテーパーをつけるため削っていきます。
木製頭部管の製作 Vol.2
3.頭部管内部を既定のサイズに削ったら、接続部分の銀材を挿入するため更に穴を広げていきます。
4.接続管をくっつけて、木を守るためと音のために象牙リングを上下の端に付けます。
木製頭部管の製作 Vol.3
5.歌口を削っていきます。
6.最後は、もちろん手で削って整えます。